③ 1haの散布にかかる時間とバッテリー本数の目安
タイトル
1haの散布にかかる時間とバッテリー本数の目安
本文案
「1ヘクタール散布するのに、どのくらい時間がかかりますか?」
「バッテリーは何本くらい用意すれば安心ですか?」
現場で農家さんや新規参入者の方から、よくいただく質問です。
もちろん、機体の種類・タンク容量・散布量・風・圃場の形によって変わりますが、
ここでは一般的な散布条件を例にしながら、目安をお伝えします。
前提条件(例)
- 散布面積:1ha(10,000㎡)
- 散布ドローン:タンク10Lクラス
- 散布量:1回あたり10a(1,000㎡)に10L
- 散布速度:秒速約5m
- 散布幅:5m前後
この条件では、理論上の散布時間はおおよそ次のようになります。
理論上の散布時間
1秒間にカバーできる面積は
5m(散布幅) × 5m/s(速度) = 25㎡/秒
10,000㎡ ÷ 25㎡/秒 = 約400秒 = 約6.7分
ですので、「真っすぐに無駄なく飛び続けられる」と仮定すると、
約7分で1ha散布できる計算になります。
実際の現場では?
現場では、次のようなロス時間が発生します。
- 離陸・着陸
- タンクへの薬剤補給
- バッテリー交換
- 圃場の形状による旋回・ルート調整
- 安全確認のための一時ホバリング など
そのため、実際には1haあたり15〜25分程度を見ておくと現実的です。
(条件が良く、慣れている現場ではもっと早いこともあります)
バッテリー本数の目安
10Lクラスの機体の場合、
1本のバッテリーで散布できる時間は、だいたい7〜10分程度が目安です
(気温・風・フル積載かどうかで変動)。
先ほどの前提で考えると、
- 1ha散布に必要な散布時間:実働ベースで15〜25分
- 1本あたりのフライト:7〜10分
→ 2本ローテーションでギリギリ、3〜4本あると安心というイメージになります。
特に連続散布を行う場合は、
- 使用中:1〜2本
- 充電中:2〜3本
という形で、最低でも4〜5本をローテーションできる体制があると、
バッテリー待ちの時間が少なく、作業効率が上がります。
散布計画を立てるときのポイント
- 1日の目標散布面積を決める
- 1haあたりの所要時間から、必要な作業時間を逆算する
- バッテリーの本数・充電器の台数・発電機の容量を確認する
- 昼休憩・移動時間・予備時間(トラブル用)も含めて計画する
ワールドドローンプロジェクトでは、
現場の条件をヒアリングしながら、機体選定〜バッテリー構成〜1日の散布計画まで一緒に組み立てています。
「うちの条件だと、何ha・何本くらいが現実的?」といったご相談も歓迎です。

